活動報告
第6回 全国省エネミーティングin静岡
2016年7月5日(火)
312名のご参加を頂き、盛況のうちに終了いたしましたのでご報告致します。
■申込状況
2016年7月5日の開催に向け、2016年4月から参加の受付を開始しました。
開催日前日までの申込みは322名、その属性割合を下に示します。
(定員は300名でしたが、定員を超える申し込みがあったため急遽2階席を追加して対応しました)
過去5回の開催では工務店や設計事務所、メーカー等の住宅建築関係の参加者が
ほとんどを占めていましたが、今回は地域誌への告知や地元工務店からの呼びかけにより
1/4以上が一般生活者からの申し込みとなりました。
その他、静岡県地球温暖化防止推進センターからのリリースにより
関係NPOなどからもご参加頂きました。
はじめにご来賓の静岡県くらし・環境部環境局環境政策課課長 織部様よりご挨拶を頂いた後、
(一社)Forward to 1985 energy life代表理事の野池政宏より1985アクションについてご紹介させて頂きました。
2011年の東日本大震災及び福島原子力発電所の事故を契機に、消費側では省エネルギーを、
供給側では自然エネルギーへの転換を強く進めていかなくてはいけないという想いから
”Forward to 1985 energy life”という活動を開始し、これまで行ってきたこと、目指すもの、
その方法をご紹介しました。そして、家庭部門のエネルギー消費量をいまの半分にする方法として、
まず自宅のエネルギー消費量を把握し、同じ世帯人数・地域の家庭と比べることのできる”1985アクションナビ”を
ご紹介しました。
■第2部 省エネから笑エネへ 人を切らずに電気を切った社長の物語
基調講演としまして、群馬県富岡市の電子機器の基板実装・アッセンブリ―・組立て・
検査を行う、株式会社 栄光製作所の勅使河原覚社長と、エコリーダーの松本様から
社内での”笑エネ”の取り組みについてご講演頂きました。
栄光製作所様は昨年度省エネ大賞 省エネ事例部門 省エネルギーセンター会長賞を受賞されましたが、
そこに至る経緯や、どのようにして社員全員に意識を持ってもらうかなど、経営という側面での省エネの
進め方について細かにご紹介いただきました。
社員全員で省エネに取り組んだことで、生産コストを下げるという目標を達成したことはもちろん、一人一人の力が会社を動かしているという意識の向上が何よりの収穫だったそうです。
■第3部 省エネディスカッション 公開!快適省エネ住まいの処方箋
第3部では、快適で省エネな住まいのつくり方・工夫の仕方について、
静岡県に実際にお住いの2家族にご登壇頂き、それぞれのケースについて
省エネ・住まい・建築のプロが対策をご紹介することで、実践的で具体的な手法を参加者に持ち帰っていただきました。
特に省エネのプロとしてアトリエ空の澤木さんからは環境省が進めるうちエコ診断の専用ソフトを
実際に操作して頂きました。
3時間半にわたって盛大に行われた第6回全国省エネミーティングin静岡。
”省エネ”というキーワードで人を集めるという事が難しいと言われる中、静岡県内の一般の皆様・
事業者の皆様の環境意識の高さから定員以上の312名の方にお越し頂く事ができました。
特に今回は一般の方のご参加も多く、実際に実践者となる皆様に情報とモチベーションを
お届けできたのではないかと思います。
これを機により一層静岡県内で「小さなエネルギーで豊かに暮らせる住まい」が増えていくよう、
静岡の地域アドバイザー拠点が積極的に活動していきます。
家庭の省エネに関して、イベントの共催や具体的なアドバイス、建築等ご相談がございましたら、
どんなことでも構いませんのでお近くの地域アドバイザー拠点にお声がけください。