活動報告
野池学校2016=前期= 第3回 暖冷房計画と結露
2016年5月19日(木)
今回も満員御礼東京大阪合わせて65名の方にご参加頂きました。
住宅の温熱環境・省エネ・パッシブデザインを基礎から実践まで学ぶ野池学校。前回までは全ての計算の元となる住宅の「外皮性能」を計算しました。今回はその性能の家だと、どれだけの容量の暖冷房機器が必要になるかを自社のプランで算出しました。当然建物の外皮性能が良ければ、暖房・冷房とも容量の小さな機器で暖かさ・涼しさを賄うことができます。建物のスペックを上げることのメリットを、エアコンの容量でお客様に説明することができるようになりました。
もう一つのテーマは結露。「温度が下がると結露する」「湿度が上がれば結露する」これは正しいようで正しくありません。まずはどうして結露するのかを中学生になった気分で一から学びました。断熱材メーカーなどの説明に頼らず、自分で結露のリスクを予測できる知識を付けることで本当にその環境で必要なスペックを自分で決められるようになります。次回は蓄熱と室温シミュレーション。いよいよパッシブデザインの領域に入っていきます。お楽しみに!